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『交通安全』について ~初心忘れず~

 

成年

2022年の4月1日から、成年年齢が18歳へと引き下げられますね。2018年にこれに関する法律が改正され、今年2022年4月1日から施行されるという事です。2022年4月1日の時点で18歳を迎えている方は、その日をもって成年に達するという事になります。

さてこの日を境に、新たな詐欺や犯罪が行われるおそれがあるため、各方面で注意喚起されております。

今までは18歳や19歳の未成年者の方々も、「未成年者の契約取消し」という民法で守られてきました。

今まで携帯電話の契約や賃貸契約、クレジットカードの作成、また美容エステの契約などなど、これらは18歳と19歳が契約した場合、法定代理人(親権者等)の同意が無ければ、たとえ当事者本人で契約したとしても、契約の取り消しが出来る、という事でした。ところが、これが来年度の4月1日からは18歳、19歳で成年に達した方々は、法定代理人の同意も無しで、個人でこれらの契約を結ぶ事が可能となります。この場合「未成年者の契約取り消し」の範囲外となるので、悪徳業者の勧誘などに特に注意が必要です。

ところで、同じく2020年4月から高等学校の家庭科の授業では、投資信託や、株、債券などの資産運用を扱う「マネー教育」の本格的な導入が始まります。18歳といえば、高校三年生などもいらっしゃるでしょう。自分が18歳のころは、クレジットカードとキャッシュカードの違いも分かっていないくらいでしたので、もっと早くからマネー教育を受けたかったと切実に思います。

 

歩行者優先

成年年齢は引き下げられますが、以前と変わらず18歳から取得できるのが自動車普通免許です。筆者もよく車やバイクに乗りますが、周囲を見ていて、少し気になっていることがあります。それは「横断歩道は歩行者優先」というルールを守っていない車やバイクを頻繁に見かけることです。

信号や踏切でのルールに比べると、若干強制力に欠けてしまうのがその原因ではないかと筆者は感じていますが、「横断歩道は、歩行者優先であり、運転者には横断歩道手前での減速義務や停止義務があります。」と警察庁のホームページにも明記してある、れっきとした道路交通法です。

道路交通法にはすべて意味があり、守ることで自分や家族を、そして相手を守ることができるものです。改めて、免許を取った時の(下手ではありましたが)丁寧な運転を思い出し、安全運転を心掛けねばならないと感じます。

ネットで調べてみると、運転教本をPDFで掲載しているサイトや、学科試験対策で模擬問題ができるアプリなどがありました。初心にかえって、交通ルールを学び直すのは大事なことですね。筆者も模擬問題にチャレンジしてみようと思います。

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