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『シェアリング』について ~地方創生シェアハウス~

 

人口減少

総務省の国税調査による速報値で、日本の総人口が発表となりました。日本の総人口は約1億2600万人でした。今回は2020年10月時点でのデータで、前回調査した2015年よりも、約86万人減少しました。86万人というと、例えば都道府県でいえば山梨県の人口が約80万人なので、それより多くの人口がこの5年間で減少したという事になりますので、驚きです。

また地域別でみると、このコロナ禍で大都市における3密のリスクがあるにもかかわらず、東京圏(東京、神奈川、埼玉、千葉)の人口は、逆に約80万人も増えていることに、さらに驚きました。

日本全域での人口分布に偏りが生じており、かつ総人口の減少は着実に進んでおります。全体としての人口が減少しており、さらに人が大都市へと流入すれば、必然的に地方の人口は加速度的に減少していきます。

前回に述べた、地方の農業従事者におけるシェアリングエコノミーの活用(農機)は、就農人口の増加の手助けとなり、ひいては地方の人口増加の有効な手段となりえます。

また、災害リスクの観点から見れば、大都市一極集中よりは、ある程度、日本中に都市があり人口が分散している方が、万一首都圏の機能が不全となった場合にも備えられるかと筆者は考えます。

さて人口減少の原因は、単純に戦後のベビーブーム世代の自然寿命と、また現在の低い出生率であるといわれています。低い出生率は今では「おひとりさま」とも言われる独身の世帯率が高いことも一因となっております。しかし、独身においても十分に充実した生活を楽しめるような、それだけ成熟した社会になったという事であり、当然独身の方々を非難すべきものではありません。また一概に人口の減少は悪、というわけではないので、むしろ減少した社会の中でも、安心して豊かな生活が出来るような仕組みを考えることが大事ですね。

さまざまなシェアハウス

先日、ある地方在住の知り合いの方に、シェアハウスについての話を聞くことができました。

その方は公営住宅をシェアハウスとして利用できるように働きかけており、主に若年層で非正規雇用の方や、またシングルマザーの方でも比較的簡単に入居できるようなシェアハウスを計画されておりました。地元の住民の方々も地方創生のために応援してくれているようで、社会的には決して強くない立場の人を助けるためには良い仕組みだなと思いました。筆者も応援してあげたい気持ちになりました。

ここ最近は田舎でシェアハウスを運営している方をよく散見します。そしてそういった地方暮らしの問い合わせも徐々にではあるが多くなり、浸透してきているようです。

また現在日本では、ひと昔前に比べてフリーランス(IT系やクリエイティブ系の職種であるシステムエンジニア、クリエイター、デザイナー等)で活躍される方が増加傾向にあります。

地方でのシェアハウスは、増えるフリーランスと地方創生の受け皿になるのではないでしょうか。

 

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