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『SDGs』について ~コーポレート・サステナビリティ~

 

Googleストリートビュー

グーグルのストリートビュー閲覧サービスが開始されてから10年以上が経過しているので、ご存じの方やその利便性から日常的に利用されている方は多いかと思われます。

グーグルストリートビューとは世界中のさまざまな道沿いの風景をインターネット上で閲覧できるというサービスで、現在進行形で対象エリアが世界中で拡大中です。車の上部に全方位カメラを設置し、走行しながら撮影を行います。車の入れない場所では三輪自転車、あるいは山道などでは徒歩で撮影を行うなど、ありとあらゆる場所の風景を撮影しております。

筆者が初めて利用したときはただ楽しくて、試しに我が家を見てみたり、昔住んでいた家や街を仮想の空間の中で歩いてみたりしたものです。ある時、我が家を見た時に偶然にもばっちり筆者自身が映りこんでおりました(プライバシー保護の為、ボカシはかけられています)。そういえば撮影時に、全方位カメラを搭載した車が通っていたな、と思い至り、何だか嬉しくなりまして早速その写真を友達に自慢するように吹聴してしまったことがあります。

子どもたちと自宅で学習する際などは、例えば日本の最高峰、富士山をスマホのストリートビューを見れば登山道が現れ、タップしながら本当にすぐにでも登山の景色が味わえます。エベレストにも行きましたし、日本の最西端である与那国島を訪れた(閲覧した)時には、なんとダイバーの方が海底を歩き撮影したストリートビューも有りました。

子どもが初めての場所を体験するのに、何も知らない情報ゼロの状態からいきなり現場で実体験をするのと、一旦ストリートビューなどで仮の体験をし、その後いざ実体験するのでは、感じ方がかなり異なると思われます。事前のスマホモニター上での経験は、実際に赴いたその時の場所(気温やにおい、風)とはもちろん異なるものなのでストリートビューをある種比較対象とすることもでき、それと比べてどうだったか、など感想の取り方も多様になりますね。

 

企業が社会へ寄与するもの

今回のテーマ「SDGs(Sustainable Development Goals)」は、今や世界中のさまざまな企業で単なるトレンドという意味合いを越えて目指すべき指標となりつつあります。

先日、自動車メーカーのジャガー・ランドローバー社が、グーグル社と手を組み、同社の電気自動車「I-PACE」がEV車として初めてグーグルストリートビュー車両として採用されたと報道がありました。

単にEV車の社会への普及や躍進、あるいはEV車の車両に全方位カメラを付けただけという報道ではありませんでした。Aclima社が開発した大気の状況を検知できる測定センサーを搭載し、CO2排出量、また大気汚染の原因である窒素酸化物やPM2.5の排出量を、さまざまな街路において測定データを収集、得られたデータから、大気汚染の状況をストリートビューと共にマッピングするというものでした。

ジャガー・ランドローバー社では、このように他業種とも提携することによりサステナビリティをより高めて、排出ガス量をさらに低減させることを掲げておりました。

 

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