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お役立ち情報
筆者は日常的に、我が家の子どもたちの「学び」という場面において極力積極的にサポートしております。
というのも、以前に仕事の関係で知り合った教育関係に勤める方に、昨今の主に学校教育における現況についての話を聞いたことに端を発しております。ただその方個人の意見なので、全てがそうであるという事は当然無いとは思うのですが、ある種参考になる話を聞きました。それはこれから将来を見据えて今現役で働いている世代よりも、これからの世代の人には「アウトプット」する力が重要になってくる、というものです。「アウトプット」とは、「インプット(=座学で新たに覚えた情報や知識を吸収する事)」に対して「吸収した情報や知識を、自らで思考し理解し深め最終的に伝達する段階でそれを活用して表現できる事」です。
その話を聞いて想起されるのが、今年1月からこれまで30年ほど続いていた「センター試験」が、「大学入試共通テスト」に変わったという事です。何が変わったのかですが、これまでインプットによって吸収し覚えた情報や知識を回答するよりも、自らで思考し判断して表現するという部分に重点が置かれていました。
例えば英語では、今までは単語や文法(定型の構文)を回答していたものが、より実用的な英語やリスニングを重視したものになりました。ただし、インプットもアウトプットを成立させるためには当然重要であります。
いみじくも知り合いの方がおっしゃられていた話と符合する点が多かったので、印象に残りました。
例えば、今や当たり前のようになりましたがメールを送る時、漢字変換や予測変換は勝手にデバイスがしてくれますね。その“道具”を使って自分はどのように表現するか、が重要になってくるかと思われます。
そんなわけで、我が家ではただ単純に丸暗記をするだけでなく、新たに与えられた情報をどう感じるのか、そしてどのように表現できるのかを取り入れるようにしております。
最近は、世界の国と首都を覚えるのに思いついたエピソードを伝えています。「トルコ」という国を覚える時は、トルコという国は親日として有名な国でそれにもきっかけがあるよ。昔、明治時代に和歌山県の海で遭難したトルコ船を和歌山の人が必死になって助けた事から友好関係が始まったよ、というような形です。
一つの事案をやみくもに反復して覚えるのも重要ですが、例えばストーリーを添えてあげるなどいろんな角度からアプローチすることで、知識や理解の深化が期待できます。
今ちょうど、世界の国と首都ではアジアとアフリカ地域をチャレンジしています。例えば、北から「カザフスタン、アフガニスタン、パキスタン」と俳句の五七五調にすることで覚えやすくするなど工夫しています。中央アジアには「○○スタン(ペルシャ語で、「土地」の意味のようでした)」のように、共通した言葉が使用されているのでまとめて覚えやすいのですが、その他ではイスラエルがなかなか難しいらしく、何日かをかけて反復して学習していました。すると昨日「こども新聞」が我が家に投函されており、なんとなく眺めていると「中東の対立が激化」という記事を発見しました。こういう関連する事を立て続けに見聞きするという事はよくあるのですが、これは自分の意識下でその物事を無意識のうちに考えている為に無意識にアンテナを張っている為に起こる事だともいわれています。
こども新聞という事で、わかりやすく説明がしてありました。これを家族で読み、それについての感想を話し合いました。もし遠い国の日本で同様の事が起きれば大変な事だというような、率直な感想も有りました。
イスラエルの情勢については地理的、時代的な背景もあり、次回以降で述べさせていただければと思います。
2024.10.23
2024.06.06
2022.04.15
2022.02.15
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