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先日、北京で開催された冬季オリンピックが閉幕しました。コロナ禍でありながらの開催は、昨年の東京オリンピック同様、大変なことだったろうと思います。そんな困難を吹き飛ばすような選手たちの熱戦に、期間中はテレビにかじりついていました。
昨年の東京五輪で話題になったことのひとつに、開会式での「人が演じるピクトグラム」がありました。実は、このピクトグラムが知られるきっかけとなったのは、もっと昔、1964年の前回の東京オリンピックだったといわれています。当時、日本人の外国語でのコミュニケーション能力は高くなく、言語以外の方法で、誰が見ても理解できるものを作ろうと始まったのがきっかけだそうです。
また、ピクトグラムと聞いて真っ先に思いつくのは、緑色と白色で配色された「非常口」の誘導灯ではないでしょうか。今ではすっかり浸透しましたが、この「非常口」の誘導灯、実は2種類のタイプが有り、それぞれ異なった意味を持っているのです。
非常口誘導灯には、「背景が緑色のもの」と「背景が白色のもの」があるのですが、背景が緑色のものは、ここがまさに非常口ですよ、という標識になります。一方で背景が白色のものは、非常口までの進路を意匠内の矢印によって指し示すものになり、主に廊下などの側壁面に設置されています。つまり白色が背景のものは、矢印を辿って、非常口へ向かえという標識なのです。
また、2タイプどちらのカラーも緑色が使用されていますが、これは1973年に熊本で起こった火災を受けて、赤色に包まれる火災現場では、緑色が最も判別しやすく映えるからだといわれています。
普段はあまり意識して御覧になる機会がないかと思いますので、いざという時のために、通勤途中やオフィス、お住まいのマンションなど、普段よく使う場所の非常誘導灯を、一度確認してみてはいかがでしょうか。
さて、今いらっしゃる場所を見回して、下記のような点はありませんでしょうか。
・出入り口が1箇所のみ
・通路に荷物を置いている
・非常口が塞がれている
・避難経路に燃えいやすい紙などを置いている
・机や椅子で通路が狭すぎる
・非常口がどこにあるのかわからない
・誘導灯がない
シー・ティ・マシンでは、こういったさまざまな問題点を浮き彫りにして、安全対策を改善する材料にしていただく「避難経路の安全診断」を行っております。いつ起こるかわからない災害に備えて、この機会にぜひ一度ご検討下さい。
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