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『電子錠』について ~効率的な鍵の運用管理~

 

 

 

 

パッシング

今朝の通勤中に、初めて一般道を走っているトヨタのMIRAIを目撃しました。水素で走る、排出ガスを出さないクルマ、として量産が始まってから随分年数が経ちましたが、生産台数が他のクルマに比べて少ないうえに昨今の自動車の減産でより見かけにくくなっていたので、筆者が走行中を見れたのは初めてでした。見かけた印象は、路上には様々なクルマがある中で、良い意味で過剰な注目を引かないデザインだったと思います。実は何度も目にしていたにもかかわらず、この過剰には人目に付かないデザインの為、筆者が見過ごしていたのかもしれません。一方、二十年ほど前にハイブリッド車として出てきていたトヨタのプリウスやホンダのインサイトは、その当時のハイブリッド車にかける意気込みが、通常のセダンの形とは一見して分かるような異なったデザイン(フォルム)となって表れていました(HV車の構造上の理由も当然有りますが)。MIRAIは信号待ちで目撃し、発進してしばらく並走するような形でそれとなく拝見していたのですが、出足も軽やか、旋回性能や高速運転での走行性能も申し分ないように見受けられました。高級感も有り、申し分ないデザインだなと感じました。

さて常日頃、筆者も意識的に安全運転を心がけようと思っていますが、先週非常に久しぶりな感覚を味わいました。信号の無い長い自動車専用道路で、中央分離帯で隔てられた反対車線のクルマが、昼間にこちらの車線に向かって合図するようにパッシング(ライトを一瞬だけ点灯させる)しました。何だろうと思いながらしばらくクルマを走らせますと、こちらの車線で速度取締りが行われておりました。それを見て初めて、あぁ取締りを教えてくれていたのだと思い至りました。そういえばこのパッシングの合図、かなり久しくお目にかかっていなかったので非常に懐かしい気持ちにとらわれました。その昔は、トンネルから出てライトが付いたままのクルマには、付いたままだよ、との合図でパッシングを送ったり、そういった合図文化が一部では有りましたが、最近のクルマはオート式のライトが多いので自然とそういう合図も無くなっていったのかな、などと思いました。ただ、いずれにしても何度もパッシングを送ったり、知らない相手に対して合図を送っても混乱させるだけの場合も有るので注意が必要ですね。

電子錠と電気錠

さて今回は電子錠のテーマですが、電子錠とは従来の金属製の錠の代わりに電気の力で作動させる錠を指します。よく、電気錠と電子錠を混同している場合がありますが、二つは異なります。

電気錠とは電気配線を電気の供給方法として、給電し作動する錠であります。

それに対し電子錠は電気配線をすることがなく、一般的な電池を用いて施錠、解錠を行う錠となります。

電子錠と電気錠ともに、メリットとしては製品の多くにオートロック機能を有しており、また金属製の錠と異なり物理的なピッキング犯罪被害の恐れはありません。もしカードなどを紛失した場合でも、新たに設定することにより鍵を取り換えることなく、設備をそのまま流用できることもメリットです。

例えば管理物件を多く抱える管理会社の方には、借主の方が金属製の鍵を紛失したり、あるいは借主の変更により鍵を新たに作り替えたりする手間が省けるため、より効率的な運用が臨めますね。

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