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管理者目線で比べてみました!【ゲート開閉方法】のご紹介

ゲートの開閉方法について、以前こちらでも述べさせていただいたことがありますが、管理者、利用者それぞれの目線から開閉方法を比べてみると、また違った側面が見えてきます。

今回は【管理者の目線】で、ゲートの開閉方法をご紹介させて頂きます。

 

リモコン式

利用者自身がリモコンでゲートを開閉する方法は、都度の開閉時に管理者が操作するなどの手間や、人員配置のコストが不要となり、そういった面では管理者にとって負担の少ない開閉方法と言えます。リモコンを所有している利用者のみがゲートを開閉でき、不正な侵入や無許可の通行を防止し、敷地内のセキュリティ向上が期待できます。特に、大規模な施設や、複数のゲートがある場合、リモコンによる統一的な管理は効果的です。

その反面、リモコンは電池切れや故障のリスクがあり、利用者からリモコン不具合の訴えがあった際には、迅速な対応が求められることがあります。また、紛失や盗難が起こった場合、不正利用が行われる可能性があります。

この不正利用を防ぐため、すべてのリモコンにはシリアルナンバーが割り当てられており、特定のシリアルナンバーについて登録抹消することが可能です。シリアルナンバーを管理しておけば、万が一の時にも悪用を防ぐことができ、敷地内の安全を守る管理者にとって大きなメリットとなるでしょう。

 

 

 

ループコイル式

地中に埋設したコイルが車の金属質を検出し、その反応でゲートが開閉するループコイル式は、リモコン同様、都度の開閉時に管理者の負担が発生しないため、管理者の負荷軽減につながる開閉方法です。ゲートの開閉が迅速に行われるため、交通の流れがスムーズになり、混雑の軽減も期待できます。リモコンと違い、紛失や盗難のリスクもないため、管理面から見ると、リモコンよりも至便な運用方法と言えるでしょう。

ただし、導入の際は地中への埋設工事が必要となるため、導入コストの発生や、工事に伴う通行制限が発生する可能性があります。また、車以外の金属物でも反応してしまう可能性があるため、誤動作のリスクがあります。この特性から、入場時は他のセキュリティシステムで行い、車両の退場時に使われることが多い方式となっています。

 

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テンキー式

地上に設置したテンキーを使用して、指定されたパスコードを入力することでゲートを開閉する方法です。操作は利用者自身が行うため、この方式も管理者の負担が少ないと言えます。物理的な鍵の紛失や不正な複製などのリスクの可能性が低く、導入にかかるコストや工事ボリューム、さらにはランニングコストの面で見ても、最も安価かつ手軽に導入が可能です。

その反面、パスコードが外部に漏洩してしまった場合、誰でも簡単にゲートを開けることができるため、子供のいたずらや不審者侵入の可能性があります。また、雨天時などにテンキーの操作が煩わしく感じる利用者から苦情が出る可能性もあります。導入の際は、運用について利用者に理解して頂けるよう丁寧な説明が必要となるでしょう。

 

ETC式

高速道路のETCシステムに似た方式です。車載器がETCシステムと通信し、その認証によりゲートが開閉します。前述のループコイル式と同様、開閉には操作が不要ですので、管理者にとって負担の少ない方式と言えます。またログ機能もございますので、どの車が、いつ、入出場したか、車両の通行データの収集が可能です。万が一の際にもあとから確認ができるため大変安心です。

ただし、ETC車載器を搭載していない車両は通行することができないため、導入前に利用者全員に確認を取る必要があります。また、システムエラーや通信障害が発生するとゲートが開かない可能性があることも留意すべき点です。定期的なメンテナンスや適切なシステム管理が求められます。

 

車番認識システム式

車番認識システムとは、専用カメラでナンバープレートを瞬時に読み取り、登録されているナンバーと一致すればゲートが開閉する仕組みです。当社では、高速道路の通行車両を記録するシステムをはじめ、 駐車場管理、マンション、工場、商業施設での入退出記録など、さまざまな現場での導入実績があり、各種ゲート製品と合わせたご提案が可能です。カメラとパソコンで構成された一般商品と違い、撮影から認識までを一貫して行う車番認識専用機です。導入にかかるコストは比較的高めですが、登録外の車両の侵入を防ぐことができるため、セキュリティレベルは非常に高いです。

デメリットとしては、車両とカメラの角度によっては、稀にナンバープレートの読み取りエラーが起きる可能性があり、また、偽造ナンバープレートなどによりセキュリティが侵害されるリスクがあります。また、個人の車両情報を収集しますので、この情報の取り扱いについて、管理者は適切なセキュリティ対策やプライバシー保護措置を講じる必要があります。

 

 

RFID式

RFIDタグとよばれる小型のタグを搭載している車両をリーダーが検知することで、ゲートが開閉する方式です。非接触通信が可能で、遮蔽物・距離に強いRFIDタグの特性を生かし、スマートな入退場を実現できます。

ただし、リーダーを検知する為の電波エリアが目に見えないので、検知エリアの設定が難しい場合があります。また、前述のリモコン同様、RFIDタグそのものの盗難や紛失に伴い、不正利用の可能性があります。

 

タイマー式

タイマーを使用し、時刻を設定して、指定した時間だけゲートを開ける方法です。ゲートの開閉を自動化することにより、管理者やスタッフの手間を軽減し、効率的な運営が可能となります。タイマー式は長期間の用途に応用できるため、常時開閉するよりも節約効果が高いとされており、定期的に開閉するような場合に適しています。ゲート内部にタイマーを設置するため、ゲート以外に表出する設置物が無く、建物の雰囲気を損ないません。

その反面、タイマーで開放している間は誰でも入場可能な状態となるため、セキュリティレベルは低いと言わざるを得ません。また、設定した曜日や時間でしか制御できない為、急な予定変更や特別な状況への対応が制限される可能性があります。例えば、利用者が延長して利用する場合や、急な閉鎖が必要な場合には対応が難しくなります。

 

カードリーダー式

IDカードやICカードをリーダーにかざして開閉する方法です。カードを所有しない不審車両の侵入を防ぎ、敷地内のセキュリティレベルを高く保つ効果が期待できます。利用者は時間を選ばず入出場が可能となり、都度の開閉は利用者の操作のみですので、管理者にとって負担の少ない開閉方法です。カードは一意の情報を持っており、不測の事態が起こった場合に原因を探る手掛かりにもなり得ますので、安心・安全に運用できる開閉方法と言えます。

ただ、カードには盗難や紛失のリスクがあり、再度付与するには作り直す必要があるため、管理者は対応に追われる可能性があります。

 

 

インターホン式

インターホンとゲートを接続し、通話による確認を行った上で、遠隔操作により開閉する方法です。入出場の許可を管理者自身が判断でき、リモコンやカード、RFIDタグのように紛失や盗難の心配もありません。他の開閉方法に比べてシンプルな仕組みですので、安定的な運用が可能です。インターホン対応担当者が記録をつけていれば、ログをあとから確認することも可能です。導入コストも、比較的小さく抑えられるため、住宅や工場向けにも適しています。

ただし、インターホン対応担当者として人員を常駐させる必要があり、ランニングコストは高くなる傾向にあります。また、何回も通話することで、煩わしさを感じる利用者から苦情が発生する可能性もあります。

 

まとめ

以上、【管理者の目線】で見たセキュリティゲートの開閉方法についてご紹介いたしました。車両の盗難が多発している今、管理者にとって敷地内のセキュリティレベル向上は喫緊の課題と言えるのではないでしょうか。セキュリティレベルやコスト、そして利用の至便さなど、さまざまな視点で比較した上で、最も適切な開閉方法を見極める必要があります。

セキュリティゲートの導入を検討されていて、どの仕様が最適かお悩みの際は、お気軽にご連絡ください。ご相談やお見積を承っております。本記事が参考になりましたら幸いです。

ゲートのラインナップや、お問い合わせ、カタログダウンロードにつきましては、下記ボタンよりお進み下さい。

 

 

 

 

 

 

次回は【利用者の目線】で見たセキュリティゲートの開閉方法についてご紹介したいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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