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新型コロナ第三波による「我慢の三連休」が明けました。筆者は旅行などの遠出をせず、近所の公園や子供たちのサッカー付き添いに忙殺されていたのですが、一方ニュースでは観光地などでは賑わっていた様子でした。
筆者は連休中に家にいる時は、ひたすらサブスクの動画配信を観ていました。そんな過ごし方をされた方も多いのではないでしょうか。巣ごもり需要によって、動画配信のユーザーは増え続けております。
動画配信の優れた点に、ユーザーの視聴履歴をデータ化することによる「関連動画」のアップが挙げられます。さらに、視聴データの分析に基づいて、オリジナル番組やオリジナル映画の作成が、現在では積極的に行われております。ユーザーファーストによる利便性の向上は、大変ありがたいことです。
ただし今回、ここでは見出しにあるように、筆者が感じる弊害について述べたいと思います。
提供される動画サービスの分類にもよりますが、例えば映画や番組などの芸術・芸能的な側面が強いものに、「視聴データ分析による映画や番組作成」という手法は、あまり要らないのではないかと思います。
「需要サイドから発信される作品」を作るというのは、クリエイティブの本質が損なわれるおそれがあります。
需要サイドから求められたものを忠実に再現する、というサービスは、特に芸能や芸術関係には向いていないと考えます。例を挙げれば、十年ほど前から人気アニメを実写版に映画化する、ということが増えてきております。この原因は、ユーザーのデータ分析によるところが多いのですが、しかしアニメとは本来、実写ではその世界を表現できないからアニメするのであって、筆者は当時から本末転倒のような感じがしておりました。観ている側も想像力を掻き立てられない(と思います)。
ユーザーが観たいものだけを作り続けていけば、誰もが思いつくようなありきたりで平板な作品が増える可能性が有るのではないでしょうか。
誰も思いつかないような、今まで見たことも聞いたこともないような世界を体験できることの方が貴重で素晴らしいと、筆者は思います。
発信され続ける情報、その大部分はインターネットを介し、発信されています。それはここ二十年来変わっておりません。変わったのは、その情報に接触するデバイスです。一昨年の時点で、すでにスマホがパソコンを大きく上回っております。「スマホのみ」、あるいは「パソコンのみ」での情報閲覧率を比較すると、その差は9倍以上多くスマホでの閲覧がされております。現在でももちろん、スマホでの閲覧が増え続けております。
利用デバイスの変化により、スマホ画面でも理解、伝達し易い情報、ということが求められます。動画配信は、「映像・文字・音声」の複合的な情報を動かして流すことにより、従来の画像と文字を固定しレイアウトされた画面に比べて、情報を何倍も記憶として伝達し易いです。
また動画配信は、スマホの小さな画面内でも十分に表現できる、という事が大きなメリットですね。
2024.10.23
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