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小さいとき、筆者の兄は勉強をサボってよく父に叱られておりました。怒られているのをよく見ており、自分は叱られる前にきちんとしよう、と習慣づいたのは、あるいは兄のおかげかもしれません。
兄はよく「お坊さんの学校に通わせるよ」と言われていました。父としてはきちんと規律正しく暮らしなさいよ、という意図だったのですが、兄にはなかなか効果があったようです。
ところで、世界一厳しいといわれている修行をご存じでしょうか。滋賀県と京都府にまたがる比叡山にある、天台宗の総本山、延暦寺において行われる「千日回峰行」という修行です。平安時代より優に千年以上の歴史があります。その内容がおよそ現代人には考えられないほどストイックです。
約1000日間の修行で、比叡山の峻険な山の中を祈りながら歩き続けるという荒行で、約4万キロを走破する。何より、いかなる理由であれ途中で止める事は許されておらず、出発前には自害するための短刀を携行するといわれています。そしてその修行をおよそ700日間終えた後には、最も過酷といわれるお堂の中で9日間もの間、飲まず、食わず、眠らず、横にもなれない、「堂入り」という修行が行われます。その間は不眠不休、断食、断水で真言とよばれるお経を唱え続けます。あまりにも過酷な修行のため、堂入り前には生前葬が執り行われます。そして達成(満行)したものは「生き仏」として信仰を集めることになります。
仏教の世界にはあまり明るくなかった筆者がこの修行を知ったきっかけは、父の妹(叔母)が60歳を過ぎて、あまりに突然に仏門に入る(出家)したことからでした。小さなころから可愛がってくれていた叔母は、ずっと独身を通していましたが、50歳を過ぎたある日、本当にひょんな事から、住職と結婚しました。結婚後、その住職が残念にも数年でお亡くなりになり、そのお寺を継ぐ事に。いきなり住職になる事はさすがに難しく、宗派による修行を満行したものにだけその資格があるとの事でした。ある日急に、明日からしばらくの間、深い山中に籠るので連絡が取れません、という連絡が有りました。電子機器とよばれるものは全て排除し、ひたすらお堂の中で修行を積むという事で、齢60歳を過ぎた身で、すさまじい挑戦だと感嘆しました。
そんな叔母が大丈夫大丈夫よ、と比較に出した修行が「千日回峰行」。叔母は今でも元気です。
年齢も40代に乗り、子どもたちの成長もしかり、マイホーム、マイカーもまた、守らなければなりません。前述のように厳しい荒行で己自身の鍛錬はできるものの、世の中には不可抗力というものが確かに存在します。例えば、筆者が小学校の時に体験した阪神淡路大震災。当時担任の先生が神戸市東灘区に住んでおり、命は取り留めたものの家が潰されました。尼崎に住んでいた筆者の従妹も、連日炊き出しに並ぶような事態でした。こんなにも自分にすぐ近くある日常が、ガラリと変わった経験は有りませんでした。
災害のなかでも、近年特に顕著な被害を出しているのが、水害ではないでしょうか。超大型の台風や、短期間集中豪雨。「記録的短期間大雨情報」「線状降水帯」等は、残念ながら一般的なワードにさえなっています。
非常に予測が難しいとされる水害。しかしそれゆえに、日頃から備えが重要になってまいります。
弊社では昨年末、車両の冠水防止製品『HAKOBUNE』を自社で製品開発し、販売開始をするに至りました。
安心を提供できるよう、これまで事業を展開してきた弊社ですが、この車両の冠水防止製品の開発のきっかけは、現在市場にある袋状の車両冠水防止製品は、使い勝手があまり良いとは言えませんでした。
弊社の『HAKOBUNE』は、小さいものではバイクから、大きいものではワンボックスのキャンピングカーや救急車でさえも対応可能なサイズラインナップを取り揃えております。
はこぶねの名前どおり箱型のようなバルーン型のカーシート構造で、空気を注入し、わずか10分で水害対策が完了します。
次回も、こちら『HAKOBUNE』についての魅力をお伝えしていきたいと思います。
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